大石順教尼 心経

大石順教尼 心経

【作品について】

この乱れなく凛とした作品が筆を口をくわえて書かれた作品だと誰が想像できるでしょうか。

数奇な人生の中で数々の書画作品を残した順教尼。

詩に絵を添えた軽妙な作品も良いですが、
厳かで気品溢れた順教尼の心経は別格。

紺紙に金泥と銀泥で交互に使って書き分けた
順教尼最晩年80歳の逸品です。


【作者について】

大石順教 1888-1968

昭和時代の尼僧;社会事業家。勧修寺(真言宗階山派大本山)門跡院主。

明治38年大阪堀江で妻吉と名乗って芸者をしていた頃、犯罪史に残る“堀江6人切り事件”に遭遇、養父に刀で斬りつけられ両腕を失う。

その後、三遊亭金馬一座に加わって巡業生活を送ったのち、筆を口にくわえて書画を描くことを始める。日本画家・山口草平と結婚して一男一女をもうけるが、離別。

昭和8年高野山金剛峰寺で金山穆韶について得度、順教と改名。11年京都の真言宗階山派勧修寺の塔頭となり、同寺内に身体障害者福祉相談所(自在会)を設立し、200人以上の婦女子を収容救済した。

戦後この施設を仏光院としたが、身体障害者の心の灯としてその一生をささげ、“無手の聖人”“日本のヘレンケラー”と慕われ、また書や日本画も堪能だった。

平成4年芸術を志す障害者に贈られる順教賞が創設された。著書に「妻吉自叙伝」「無手の法悦」など。

全体図
全体図
落款
落款
表具
表具
軸先
軸先
拡大
拡大
状態 表具に折れ
状態 表具に折れ
箱
箱書
箱書

スタッフのおすすめポイント

この乱れなく凛とした作品が筆を口をくわえて書かれた作品だと誰が想像できるでしょうか。

 

「無手の聖人」と呼ばれ、数奇な人生の中で数々の書画作品を残した順教尼。

 

詩に絵を添えた軽妙な作品も良いですが、

厳かで気品溢れた順教尼の心経は別格。

 

紺紙に金泥と銀泥で交互に使って書き分けた

順教尼最晩年80歳の逸品です。

 

    • 大石順教尼 心経
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    大石順教尼 心経

    作家名
    大石順教尼 
    画題
    般若心経
    サイズ
    29.5 × 46.7
    その他
    作者の署名の入った桐箱に入っています。
    金額
    180,000円
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