
矢野橋村筆 夏山白雨図
【作品について】
雨の図は、
自然というダイナミックな営みの中で人間は生きているのだと感じさせられる作品です。
日常生活の中では鬱陶しくも感じる雨ですが、古来より雨の景色を描いた山水図は描かれてきました。
雨は地上の水が日光により水蒸気となり上昇し、冷えて雲となり霧となり、再び雨になり地上へ降ってきます。雨の図はこの様に自然の営みは循環していることを我々に教えてくれます。
そして絵の真ん中部分に船上で漁をする姿が見えますが、雨のおかげで生き物や作物が育ち、それによって我々の命は育まれていること、
さらに左下の家中人物は、雨音により他の雑音が聞こえなくなり、雨音を聴くことで却って心が鎮まる様子が描かれています。
【作者について】
矢野橋村
1890-1965 大正-昭和時代の日本画家。
明治23年9月8日生まれ。矢野鉄山の叔父。永松春洋にまなぶ。
日本南画院同人となり,大正13年私立大阪美術学校を創立。
昭和36年「錦楓」で芸術院賞。39年日本南画院会長。
吉川英治,長谷川伸の小説の挿絵でも知られる。
昭和40年4月17日死去。74歳。愛媛県出身。本名は一智(かずとし)。
雨の図は、
自然というダイナミックな営みの中で人間は生きているのだと感じさせられる作品です。
日常生活の中では鬱陶しくも感じる雨ですが、古来より雨の景色を描いた山水図は描かれてきました。
雨は地上の水が日光により水蒸気となり上昇し、冷えて雲となり霧となり、再び雨になり地上へ降ってきます。雨の図はこの様に自然の営みは循環していることを我々に教えてくれます。
そして絵の真ん中部分に船上で漁をする姿が見えますが、雨のおかげで生き物や作物が育ち、それによって我々の命は育まれていること、
さらに左下の家中人物は、雨音により他の雑音が聞こえなくなり、雨音を聴くことで却って心が鎮まる様子が描かれています。
【作者について】
矢野橋村
1890-1965 大正-昭和時代の日本画家。
明治23年9月8日生まれ。矢野鉄山の叔父。永松春洋にまなぶ。
日本南画院同人となり,大正13年私立大阪美術学校を創立。
昭和36年「錦楓」で芸術院賞。39年日本南画院会長。
吉川英治,長谷川伸の小説の挿絵でも知られる。
昭和40年4月17日死去。74歳。愛媛県出身。本名は一智(かずとし)。

全体図

落款印章

賛文

状態:表具に経年による汚れがあります。

軸先:欠けています。

表具

箱

箱書
スタッフのおすすめポイント
雨の図は、
自然というダイナミックな営みの中で人間は生きているのだと感じさせられる作品です。
日常生活の中では鬱陶しくも感じる雨ですが、古来より雨の景色を描いた山水図は描かれてきました。
雨は地上の水が日光により水蒸気となり上昇し、冷えて雲となり霧となり、再び雨になり地上へ降ってきます。雨の図はこの様に自然の営みは循環していることを我々に教えてくれます。
そして絵の真ん中部分に船上で漁をする姿が見えますが、雨のおかげで生き物や作物が育ち、それによって我々の命は育まれていること、
さらに左下の家中人物は、雨音により他の雑音が聞こえなくなり、雨音を聴くことで却って心が鎮まる様子が描かれています。
矢野橋村筆 夏山白雨図
- 作家名
- 矢野橋村
- 画題
- 夏山白雨図
- サイズ
- 144.3 × 39.8
- その他
- 作者の署名の入った桐箱に入っています(共箱)。
- 金額
- 65,000円
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山添天香堂について
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創業107年分の知識と資料を誇っています。
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