
松花堂昭乗 普化振鈴図 江月宗玩賛
【作品について】
掛け軸に描かれるお坊さん。
この方「普化」と言う中国唐時代の禅僧です。
奇妙なふるまいをしたことで有名で、
常に鈴を手にして山野をさまよったといわれます。
死の間際に自ら棺に入り、蓋を閉じた。後日弟子達が蓋を開いてみるとそこに普化の姿はなく、空中に鈴の音のみが聞こえたとの逸話が残っています。
禅の悟りの契機や極意を人物の所作で象徴的に描いた絵を
『禅機図』と呼び、この掛け軸もその一つです。
松花堂昭乗が描いた普化振鈴図はこの他に、愛知県西尾市の文化財になっている「松花堂昭乗筆 三幅対」の中に見られます。
【作者について】
・松花堂昭乗 [1584~1639]
江戸初期の僧・書画家。和泉国堺の人。号、惺々翁・空識。松花堂は晩年の号。男山石清水八幡宮滝本坊の住職。真言密教を修め、阿闍梨(あじゃり)法印となる。書は寛永の三筆の一人で、御家流・大師流を学び、松花堂流を創始。また、枯淡な趣の水墨画を多く描いた。
・江月宗玩 1574-1643
桃山-江戸時代前期の僧。
天正(てんしょう)2年11月21日生まれ。
津田宗及(そうぎゅう)の子。臨済(りんざい)宗。
春屋宗園(しゅんおく-そうえん)の法をつぐ。
慶長15年京都大徳寺,のち博多崇福寺などの住持となる。
大徳寺の復興につとめ,同寺内に孤篷庵などをひらく。
茶道,書画,墨跡鑑定にすぐれていた。
紫衣(しえ)事件に連座したが,ひとりゆるされた。
寛永20年10月1日死去。70歳。和泉(いずみ)(大阪府)堺出身。
号は欠伸子,赫々子など。諡号(しごう)は大梁興宗禅師。
掛け軸に描かれるお坊さん。
この方「普化」と言う中国唐時代の禅僧です。
奇妙なふるまいをしたことで有名で、
常に鈴を手にして山野をさまよったといわれます。
死の間際に自ら棺に入り、蓋を閉じた。後日弟子達が蓋を開いてみるとそこに普化の姿はなく、空中に鈴の音のみが聞こえたとの逸話が残っています。
禅の悟りの契機や極意を人物の所作で象徴的に描いた絵を
『禅機図』と呼び、この掛け軸もその一つです。
松花堂昭乗が描いた普化振鈴図はこの他に、愛知県西尾市の文化財になっている「松花堂昭乗筆 三幅対」の中に見られます。
【作者について】
・松花堂昭乗 [1584~1639]
江戸初期の僧・書画家。和泉国堺の人。号、惺々翁・空識。松花堂は晩年の号。男山石清水八幡宮滝本坊の住職。真言密教を修め、阿闍梨(あじゃり)法印となる。書は寛永の三筆の一人で、御家流・大師流を学び、松花堂流を創始。また、枯淡な趣の水墨画を多く描いた。
・江月宗玩 1574-1643
桃山-江戸時代前期の僧。
天正(てんしょう)2年11月21日生まれ。
津田宗及(そうぎゅう)の子。臨済(りんざい)宗。
春屋宗園(しゅんおく-そうえん)の法をつぐ。
慶長15年京都大徳寺,のち博多崇福寺などの住持となる。
大徳寺の復興につとめ,同寺内に孤篷庵などをひらく。
茶道,書画,墨跡鑑定にすぐれていた。
紫衣(しえ)事件に連座したが,ひとりゆるされた。
寛永20年10月1日死去。70歳。和泉(いずみ)(大阪府)堺出身。
号は欠伸子,赫々子など。諡号(しごう)は大梁興宗禅師。

全体図

印章

江月 落款印章

賛文

軸先

表具

箱
スタッフのおすすめポイント
掛け軸に描かれたお坊さんは「普化」と言う中国唐時代の禅僧です。
禅の悟りの契機や極意を人物の所作で象徴的に描いた絵を
『禅機図』と呼び、この掛け軸もその一つです。
松花堂昭乗が描いた普化振鈴図はこの他に、愛知県西尾市の文化財になっている「松花堂昭乗筆 三幅対」の中に見られます。
松花堂昭乗 普化振鈴図 江月宗玩賛
- 作家名
- 松花堂昭乗(絵)、江月宗玩(賛)
- 画題
- 普化振鈴図
- サイズ
- 108.5 × 26.8
- その他
- 古い桐箱に入っています。
- 金額
- 650,000円
購入をご希望の方は、上部の「お問い合わせ」よりご連絡ください。
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創業107年分の知識と資料を誇っています。
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