小田宮華渓   鄭義宗妻盧図

小田宮華渓 鄭義宗妻盧者図

【作品について】

山積みにされた本の山の前に静かに座する唐美人。
箱には「頂淑美」とだけありますが、
列女伝という女性の史伝を集めた歴史書に鄭義宗妻盧者という話があり、
それを絵画化した作品ではないかと思われます。

以下、その内容を記します。

鄭義宗の妻の盧氏は、范陽の士族である。五経や史書を広く読み、舅や姑につかえてうやうやしくしたがっていた。
 ある夜、盗賊が武装して彼女の家を襲ったことがあった。家人はみな逃げ隠れたのに、姑だけが逃げ遅れてしまった。盧氏は姑のそばに立って刃に立ち向かい、賊にむち打たれてあやうく死ぬところであった。
 賊が去ったので、ある人がなぜ恐れなかったのかと彼女に尋ねると、答えていうことには、
「人が鳥や獣と異なっているのは、仁義の心をもっているからです。今もし隣の村で急な難事が起こったら、お互い助けに行こうとするでしょう。それが姑のことであるならなおさら捨てておくことなどできましょうか?もし万が一にも姑の身になにかあったら、わたしひとり生きているなんてことはできません」
 姑が言うには、
「季節が寒くなってから松や柏がしおれているのを知ると言いますが、私はいまごろになって貴女の心意気というものに気づきましたよ」


【作者について】

小田宮華渓 

生没年等不詳。
その作風から大正―昭和初期に活動した画家です。

全体
全体
落款印章
落款印章
箱

スタッフのおすすめポイント

山積みにされた本の山の前に静かに座する唐美人。

箱には「頂淑美」とだけありますが、

列女伝という女性の史伝を集めた歴史書に鄭義宗妻盧者という話があり、

それを絵画化した作品ではないかと思われます。

 

以下、その内容を記します。

 

鄭義宗の妻の盧氏は、范陽の士族である。五経や史書を広く読み、舅や姑につかえてうやうやしくしたがっていた。
ある夜、盗賊が武装して彼女の家を襲ったことがあった。家人はみな逃げ隠れたのに、姑だけが逃げ遅れてしまった。盧氏は姑のそばに立って刃に立ち向かい、賊にむち打たれてあやうく死ぬところであった。
賊が去ったので、ある人がなぜ恐れなかったのかと彼女に尋ねると、答えていうことには、
「人が鳥や獣と異なっているのは、仁義の心をもっているからです。今もし隣の村で急な難事が起こったら、お互い助けに行こうとするでしょう。それが姑のことであるならなおさら捨てておくことなどできましょうか?もし万が一にも姑の身になにかあったら、わたしひとり生きているなんてことはできません」
姑が言うには、
「季節が寒くなってから松や柏がしおれているのを知ると言いますが、私はいまごろになって貴女の心意気というものに気づきましたよ」

 

 

 

    小田宮華渓 鄭義宗妻盧図

    作家名
    小田宮華渓
    画題
    鄭義宗妻盧者図
    サイズ
    その他
    金額
    売却済/Sold out円

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