
森一鳳 柿図
【作品について】
丸っとした柿が二つ。
少ない筆数で描かれた作品は作者の絶妙な筆捌きが光っています。
この柿ただの柿ではありません。
箱裏にある貼紙によると、当時すでに剃髪していた一鳳が一鳳と旧知の中だった宗阿公が剃髪した際にこれを喜び、この丸い柿の図を送ったとのことです。
つまりこの二つの柿は髪の毛のなくなった二人の頭を表しているとのこと。
ただ丸いもので良ければ他の図でも良かったと思うのですが、
桃栗三年 柿八年といいますから、二人が頭を丸めるまで生きてこれたことを祝う意味も込められているのではと想像します。
【作者について】
森一鳳 1798-1872
江戸時代後期の画家。
寛政10年生まれ。大坂で円山派の森徹山(てつざん)にまなび,
その養子となる。
兄弟弟子に森寛斎。肥後熊本藩につかえた。藻苅(もかり)舟の画題で知られ商家の注文がおおく,「藻を苅る一鳳(もうかる一方)」といわれた。明治4年11月21日死去。74歳。
播磨(はりま)(兵庫県)出身。名は敬之。字(あざな)は子交。通称は文平。
丸っとした柿が二つ。
少ない筆数で描かれた作品は作者の絶妙な筆捌きが光っています。
この柿ただの柿ではありません。
箱裏にある貼紙によると、当時すでに剃髪していた一鳳が一鳳と旧知の中だった宗阿公が剃髪した際にこれを喜び、この丸い柿の図を送ったとのことです。
つまりこの二つの柿は髪の毛のなくなった二人の頭を表しているとのこと。
ただ丸いもので良ければ他の図でも良かったと思うのですが、
桃栗三年 柿八年といいますから、二人が頭を丸めるまで生きてこれたことを祝う意味も込められているのではと想像します。
【作者について】
森一鳳 1798-1872
江戸時代後期の画家。
寛政10年生まれ。大坂で円山派の森徹山(てつざん)にまなび,
その養子となる。
兄弟弟子に森寛斎。肥後熊本藩につかえた。藻苅(もかり)舟の画題で知られ商家の注文がおおく,「藻を苅る一鳳(もうかる一方)」といわれた。明治4年11月21日死去。74歳。
播磨(はりま)(兵庫県)出身。名は敬之。字(あざな)は子交。通称は文平。

全体図

落款印章

状態

表具

軸先
スタッフのおすすめポイント
丸っとした柿が二つ。
少ない筆数で描かれた作品は作者の絶妙な筆捌きが光っています。
この柿ただの柿ではありません。
箱裏にある貼紙によると、当時すでに剃髪していた一鳳が一鳳と旧知の中だった宗阿公が剃髪した際にこれを喜び、この丸い柿の図を送ったとのことです。
つまりこの二つの柿は髪の毛のなくなった二人の頭を表しているとのこと。
ただ丸いもので良ければ他の図でも良かったと思うのですが、
桃栗三年 柿八年といいますから、二人が頭を丸めるまで生きてこれたことを祝う意味も込められているのではと想像します。
森一鳳 柿図
- 作家名
- 森一鳳
- 画題
- 柿図
- サイズ
- 98.3 × 25.8
- その他
- 箱裏に作品の由来を記した貼紙がある桐箱に入っています。
- 金額
- 100,000円
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創業107年分の知識と資料を誇っています。
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