
森一鳳 蜻蛉秋草図
【作品について】
蜻蛉が蜂を捉えているこの図。
蜂は中国語読みで「封=feng」と同音であることから、封ぜられる=高位につく(立身出世)を意味すると言われます。
蜻蛉は豊穣の意味を持つとともに、「かちむし(勝虫)」とも呼ばれ、武士の間で好まれました。
秋草に蜻蛉が飛ぶという秋の季節の一場面をただ描いたと見えて、
実は蜻蛉のように決して後ろに進まず、ただ前に前に進むことは立身出世につながり、豊かになるのだといった処世訓を自然の姿にこめた図です。
【作者について】
森一鳳 1798〜1872
作家詳細:森一鳳は江戸時代後期に大阪で活躍した絵師。播磨国(兵庫県)出身で大阪を拠点に活躍し、肥後熊本藩主細川家につかえて明治4年(1872)に没した。
一鳳の師・森徹山は写生的な画風で京都で有名な円山応挙の弟子なので一鳳もその影響を強く受けた。
一鳳の絵では藻刈り舟の図が「もかる」「一鳳」→「もうかるいっぽう」→「儲かる一方」ということで商売人に縁起物として一斉を風靡したことが有名。
作品は大阪歴史博物館を始め、ボストン美術館、インディアナポリス美術館など海外の美術館にも収蔵されている。
蜻蛉が蜂を捉えているこの図。
蜂は中国語読みで「封=feng」と同音であることから、封ぜられる=高位につく(立身出世)を意味すると言われます。
蜻蛉は豊穣の意味を持つとともに、「かちむし(勝虫)」とも呼ばれ、武士の間で好まれました。
秋草に蜻蛉が飛ぶという秋の季節の一場面をただ描いたと見えて、
実は蜻蛉のように決して後ろに進まず、ただ前に前に進むことは立身出世につながり、豊かになるのだといった処世訓を自然の姿にこめた図です。
【作者について】
森一鳳 1798〜1872
作家詳細:森一鳳は江戸時代後期に大阪で活躍した絵師。播磨国(兵庫県)出身で大阪を拠点に活躍し、肥後熊本藩主細川家につかえて明治4年(1872)に没した。
一鳳の師・森徹山は写生的な画風で京都で有名な円山応挙の弟子なので一鳳もその影響を強く受けた。
一鳳の絵では藻刈り舟の図が「もかる」「一鳳」→「もうかるいっぽう」→「儲かる一方」ということで商売人に縁起物として一斉を風靡したことが有名。
作品は大阪歴史博物館を始め、ボストン美術館、インディアナポリス美術館など海外の美術館にも収蔵されている。

全体図

落款印章

部分

軸先

表具
スタッフのおすすめポイント
蜻蛉が蜂を捉えています。
蜂は中国語読みで「封=feng」と同音であることから、封ぜられる=高位につく(立身出世)を意味すると言われます。
蜻蛉は豊穣の意味を持つとともに、「かちむし(勝虫)」とも呼ばれ、武士の間で好まれました。
秋草に蜻蛉が飛ぶという秋の季節の一場面をただ描いたと見えて、
実は蜻蛉のように決して後ろに進まず、ただ前に前に進むことは立身出世につながり、豊かになるのだといった処世訓を自然の姿にこめた図です。
山添天香堂について
京都で一番老舗の書画専門店です。
創業107年分の知識と資料を誇っています。
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こんなお客様に来ていただいています。
- 京都に観光に来られた方(外国の方も非常に多いです。)
- ちょっと季節の飾るものが欲しいとおっしゃる方
- 書画をコレクションされている日本人、外国人のお客様
- 日本美術をご研究されている大学の研究者の方、外国の研究者の方
- 国内、海外の美術館学芸員の方