松村呉春 達磨図 黄檗華頂賛

松村呉春 達磨図 黄檗華頂賛

【作品について】

座禅を組んでこちらをジロリと見つめる達磨さん。
飾るとその空間をピリッと引き締めてくれます。

禅の日本に入ってから数々の絵師たちによって描かれ続ける達磨の絵ですが、
絵の上手い下手より達磨図に欠かせないのは絵から感じる「気迫」です。
しかし、さすが呉春はプロの絵師。気迫だけでなく目の力強さ、顔の表情と質感、少ない筆数で描かれたゆったりとした衣の表現、どこをみても冴え渡っていて、かつ上手くまとまっています。

作品には黄檗宗の僧・華頂文秀の賛が添えられています。
乙丑初夏と賛を書いた時期も記されていて、乙丑=1805(文化2)年は華頂が宇治にある黄檗山萬福寺の住持を務めていた時期にあたります。

朱塗りに沈金が施された軸先など、つづまやかな作品を静かにきらびやかさを纏わせる軸装の仕立ても本作品の見どころです。

【作者について】

松村呉春
1752‐1811
江戸中期の画家。四条派の創始者。本姓は松村,通称は文蔵,初名は豊昌,字は允白,伯望。月渓,蕉雨亭,百昌堂と号す。京都金座の年寄役の長男として生まれ,その平役となる。画技ははじめ大西酔月に学び,1774年(安永3)ごろ与謝蕪村について画と俳諧を修める。81年(天明1)摂津の池田へ移り,翌年の春,池田の古名呉服里(くれはのさと)にちなんで姓を呉,名を春と改めた。この池田時代,呉春は蕪村から学んだ技法に平明な自然観察を加味して,新しい画風を確立した。
 蕪村の没後は円山応挙に師事し,写実画に転向。洒脱(しゃだつ)味と情緒に富む親しみやすい画風を確立し,京都人に歓迎された。四条東洞院に住み円山四条派の祖とされる。

華頂文秀

1740-1827

諱文秀、字華頂、別に直鈎。
石部宿藤谷氏に生まれる。「幼にして出塵(出家)の志あり、宝暦四年(1754)十五歳のとき比叡山に入り、方玉律師のもとで教律を修めたが、志すとろあり、宝暦八年春下山して近江日野正明寺の中嶽律師のもとに参禅した。その後伊予の湛堂禅師をはじめ各地にすぐれた師を求め、やがて駿河の白隠禅師のもとに落着くことになった。白隠禅師のもとにあるもとにある三年、白隠禅師の没後正明寺に帰り、周辺の人びとに仏法を説いた。天保十年(1839)正明寺住持真寿が編んだ『華頂禅師仮名法語』(仏教大学図書館所蔵)はこの時期の禅師の法語の一部をまとめたものであろう。農大の臼挽歌になぞらへて仏法を解りやすく説くなど、民衆の教化につとめた。華頂禅師の徳望は広く聞えるところとなり、寛政十二年(1800)一月禅師六十一歳のとき宇治の黄檗山万福寺二十五代住持に迎えられた。住持にあるこ十年、その後富山国泰寺のもとめに応じて、中国臨済宗開祖の法語集「臨済録」を提唱し、民衆の教化を続けた。禅師は文政十年(1827)一月十五日正明寺 で八十八歳の生涯を閉じた。禅師にはきびしさと同時に温かく風雅な一面があり、広く民衆の尊敬をうけたと伝えられている。

全体図
全体図
落款印章
落款印章
賛
落款
落款
印章
印章
関防印
関防印
拡大
拡大
拡大
拡大
拡大
拡大
拡大
拡大
拡大
拡大
状態:少折れ
状態:少折れ
表具
表具
軸先
軸先
箱

スタッフのおすすめポイント

座禅を組んでこちらをジロリと見つめる達磨さん。

飾るとその空間をピリッと引き締めてくれます。

 

禅の日本に入ってから数々の絵師たちによって描かれ続ける達磨の絵ですが、

絵の上手い下手より達磨図に欠かせないのは絵から感じる「気迫」です。

しかし、さすが呉春はプロの絵師。気迫だけでなく目の力強さ、顔の表情と質感、少ない筆数で描かれたゆったりとした衣の表現、どこをみても冴え渡っていて、かつ上手くまとまっています。

 

作品には黄檗宗の僧・華頂文秀の賛が添えられています。

乙丑初夏と賛を書いた時期も記されていて、乙丑=1805(文化2)年は華頂が宇治にある黄檗山萬福寺の住持を務めていた時期にあたります。

 

朱塗りに沈金が施された軸先など、つづまやかな作品を静かにきらびやかさを纏わせる軸装の仕立ても本作品の見どころです。

 

    • 松村呉春 達磨図 黄檗華頂賛
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    松村呉春 達磨図 黄檗華頂賛

    作家名
    松村呉春
    画題
    達磨図 黄檗華頂賛
    サイズ
    105 × 29.6
    その他
    桐箱に入っています。
    金額
    250,000円
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