中村不折筆 唐夫人孝養図

中村不折筆 唐夫人孝養図

【作品について】

明治から昭和にかけて、文人画、洋画、書そして「吾輩は猫である」を代表とするモダンデザインの本の挿絵まで手がけた芸術家・中村不折が描いた作品です。

画題は二十四孝の一つ「唐夫人」。二十四孝は元の時代の中国で後世の手本として孝行が特に優れた24人を取り上げ、編纂された本です。

「唐夫人」はこのような漢詩で紹介されています。

“孝敬崔家婦、乳姑晨盥梳、此恩無以報、願得子孫如。”

内容は以下の通りです。

唐夫人は、姑(夫の母)の長孫夫人に歯がないのでいつも乳を与え、毎朝姑の髪を梳いて、その他様々なことで仕え、数年が経った。

ある時、長孫夫人が患い、もう長くないと思って一族を集めて言うには「私の嫁の唐夫人の、これまでの恩に報いたいが、今死のうとしているのが心残りである。私の子孫たちよ、唐夫人の孝行を真似るならば、必ず将来繁栄するであろう」と言った。

このように姑に孝行なのは過去現在珍しいとして、皆褒め称えたと言う。

=====
六朝風と称される不折独特の書体で描かれた漢詩と余白を十分にとった絵とのバランス、構成も美しい作品です。


【作者について】

中村不折 1866―1943

洋画家、書家。慶応2年7月10日江戸に生まれる。本名鈼太郎(さくたろう)。

幼時に父の郷里長野県に移るが絵をよくし、南画と洋画の初歩を学ぶ。1887年(明治20)上京して十一会研究所(のち不同舎)で小山正太郎に師事する。

1900年パリ万国博覧会に出品して受賞、翌年渡仏してコラン、ついでローランスに学び、05年帰国して太平洋画会会員となる。07年東京府勧業博覧会ならびに第1回文展の審査員。19年(大正8)帝国美術院会員、34年(昭和9)太平洋美術学校校長となる。

書でも知られ、その収集品をもとに36年、東京根岸(ねぎし)に書道博物館を開設した。昭和18年6月6日没。歴史画を得意とし、代表作に『賺蘭亭図(らんていをあざむくのず)』『盧生(ろせい)の夢(邯鄲(かんたん))』などがある。
全体図
全体図
落款印章
落款印章
表具
表具
軸先
軸先
箱
箱書
箱書
拡大図
拡大図
拡大図
拡大図
拡大図
拡大図
拡大図
拡大図
拡大図
拡大図
拡大図
拡大図
拡大図 わずかにシミがあります
拡大図 わずかにシミがあります
拡大図 わずかにシミがあります
拡大図 わずかにシミがあります

スタッフのおすすめポイント

明治から昭和にかけて、文人画、洋画、書そして「吾輩は猫である」を代表とするモダンデザインの本の挿絵まで手がけた芸術家・中村不折が描いた作品です。

 

画題は二十四孝の一つ「唐夫人」。二十四孝は元の時代の中国で後世の手本として孝行が特に優れた24人を取り上げ、編纂された本です。

 

「唐夫人」はこのような漢詩で紹介されています。

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“孝敬崔家婦、乳姑晨盥梳、此恩無以報、願得子孫如。”

 

内容は以下の通りです。

 

唐夫人は、姑(夫の母)の長孫夫人に歯がないのでいつも乳を与え、毎朝姑の髪を梳いて、その他様々なことで仕え、数年が経った。

ある時、長孫夫人が患い、もう長くないと思って一族を集めて言うには「私の嫁の唐夫人の、これまでの恩に報いたいが、今死のうとしているのが心残りである。私の子孫たちよ、唐夫人の孝行を真似るならば、必ず将来繁栄するであろう」と言った。

このように姑に孝行なのは過去現在珍しいとして、皆褒め称えたと言う。

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六朝風と称される不折独特の書体で描かれた漢詩と余白を十分にとった絵とのバランス、構成も美しい作品です。

    • 中村不折筆 唐夫人孝養図
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    中村不折筆 唐夫人孝養図

    作家名
    中村不折
    画題
    唐夫人孝養図
    サイズ
    138 × 50
    その他
    作者の落款の入った桐箱、二重箱に入っています。
    金額
    150,000円円
    購入をご希望の方は、上部の「お問い合わせ」よりご連絡ください。

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