田結荘千里 筆 春風烏図 の掛軸

田結荘千里 筆 春風烏図

【作品について】

大坂の『砲術家』が描いた与謝蕪村の鳶烏図を彷彿させる作品。
蕪村の場合、嵐の中にしっかりと古木にしがみつくのは鳶ですが、なぜ烏に主人公を替えたのか。そして嵐の中の烏は悟りを開いた禅僧のようななんとも落ち着いた表情をしている。これは作者である田結荘千里の心境を表しているのでしょうか。


【作者について】

田結荘千里 陽明学者、画家、砲術家また実業家でもあった田結荘千里、名は馝・駜、通称斎治、幼名不動次郎・元吉、字は必香・邦光、号千里、出自但馬の名勝に因んで玄武洞とも号しました。文化12年(1815)4月4日、但馬出身大阪の儒医但馬天民の第2子として大坂堂島に生まれました。
 千里の名は、31歳の弘化2年(1845)に刊行された当時の大阪文化人名簿『浪華名流記』に画家として、またその11年後の安政3年(1856)刊行の『浪華名流記』に砲術家として掲載されており、その頃には、名声が大阪市中に知れ渡っていたことが窺えます。
 千里は、明治29年(1896)3月28日、82歳で歿しますが、その45年後、昭和16年(1941)6月発行された『大毎美術』で、美術評論家添田達嶺は、その5月号に掲載された千里の「尺八絹本青緑秋景山水図」を観て、東京の画家や美術評論家の中で千里の名を知っている者が一体幾人いるだろうと問い、続けて「あれ程の学者で人格者で、絵も悪くないのに、どうして此の人が世に知られずにゐるのだらうか。矢張生涯を大阪に終って、中央に活躍しなかったゝめかも知れない」とその画才を賞賛し、世に出ていない事を惜しんでいます。
(引用:平成15年度 大阪府立中之島図書館初夏の展示 玄武洞文庫展)
全体図
全体図
落款印章 落款:千里 印章:馬◻︎之印/千里
落款印章 落款:千里 印章:馬◻︎之印/千里
状態:本紙や表具に経年によるシミがあります。
状態:本紙や表具に経年によるシミがあります。
軸先:唐木
軸先:唐木
表具:丸表具
表具:丸表具

スタッフのおすすめポイント

大坂の『砲術家』が描いた与謝蕪村の鳶烏図を彷彿させる作品。

蕪村の場合、嵐の中にしっかりと古木にしがみつくのは鳶ですが、なぜ烏に主人公を替えたのか。そして嵐の中の烏は悟りを開いた禅僧のようななんとも落ち着いた表情をしている。これは作者である田結荘千里の心境を表しているのでしょうか。

    • 田結荘千里 筆 春風烏図 の掛軸
    • 田結荘千里 筆 春風烏図 の掛軸
    • 田結荘千里 筆 春風烏図 の掛軸
    • 田結荘千里 筆 春風烏図 の掛軸
    • 田結荘千里 筆 春風烏図 の掛軸
    • 田結荘千里 筆 春風烏図 の掛軸
    • 田結荘千里 筆 春風烏図 の掛軸
    • 田結荘千里 筆 春風烏図 の掛軸
    • 田結荘千里 筆 春風烏図 の掛軸
    • 田結荘千里 筆 春風烏図 の掛軸
    • 田結荘千里 筆 春風烏図 の掛軸
    • 田結荘千里 筆 春風烏図 の掛軸
    • 田結荘千里 筆 春風烏図 の掛軸

    田結荘千里 筆 春風烏図 の掛軸

    作家名
    田結荘千里
    画題
    春風烏図
    サイズ
    131 × 47.5
    その他
    古い木箱に入っています。
    金額
    120,000円

    山添天香堂について

    京都で一番老舗の書画専門店です。
    創業107年分の知識と資料を誇っています。

    こんなお客様に来ていただいています。

    • 京都に観光に来られた方(外国の方も非常に多いです。)
    • ちょっと季節の飾るものが欲しいとおっしゃる方
    • 書画をコレクションされている日本人、外国人のお客様
    • 日本美術をご研究されている大学の研究者の方、外国の研究者の方
    • 国内、海外の美術館学芸員の方